2007年 07月 16日
こういうことやってりゃ… |
Excite エキサイト : <年金福祉還元事業>102法人に天下り663人
まぁ天下りなど今に始まった話じゃないが、こういうことやってりゃ、年金問題で国民の理解を得るなんてこと、夢のまた夢。
社労士資格を取り、複雑な年金制度を理解しても(←訂正。理解しようと頑張っていても(笑))、友人から
「政府があんなことしてるのに、なんで俺たちだけマジメに年金納めなきゃいけねぇの?保険料上げることより、こうしたムダを省くことが先でしょ?」
と言われてしまえば、何も言えない。
世代間扶養の説明をしても、
「じゃあ何で俺たちが今まで納めてきた保険料が、あんなハコモノに使われてんの?社会保険庁がしっかり制度の趣旨を理解していれば、そもそもあんなムダなことに俺たちの年金をつぎ込むなんてこと、しないはずでしょ?今まで散々自分らだけいい思いしておいて、年金がアブなくなったら保険料上げるなんて、そりゃないでしょ。」
…もう「ぐうの音」も出ない。
が、しかし。
いくら文句を言ったところで、日本に生きている以上、「日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の者」は法律で保険料を納める義務がある、と規定されている。
そして、原則として、保険料を全く納めなければ、結果として年金は下りない。
これは、厳然たる事実であり、だから一時の憤りでもって保険料を納めることをやめてしまえば、その分だけ年金は計算されず、将来老いて年金をもらう立場になった時、自分の身にふりかかることとなる。
ここは個人の積立年金と同じ理屈であり、「収支相当の原則」が適用される。
もっとも、社会保険であるから、半分は国庫負担(つまり税金)が投入されているし、その他様々な修正が施され、国民皆年金という制度を支えている。
「じゃあ年金いらないから払わないよ!」というのがいいかといえば、そんなことはなく、年金を払わない人が増えれば増えるほど、制度の根幹が崩れ、破綻への道を突き進むことになる。国庫負担が増え、どんどん税金が上がっていくこととなる。保険料も上がる。結局は、保険料を支払わないということが、自分だけでなく、その他大勢の人々に迷惑をかけることになるのだ。
…こんなんで、合ってますかねぇ(笑)
と、いうのが現在の年金の理屈であるのだが、俺はこの制度がいいとか悪いとかをここで論じることはしない。
こうした年金の制度・天下り・その他様々な諸問題に意見があるのなら、せっかく参議院選挙があるのだから、候補者のマニフェストなど読んで、意見が近い人に投票すればよい。
税金や保険料を支払っているのだから、文句を言ってもいいはずだ、と思う人はたくさんいるだろうが、その「文句」を意思表示できる制度が「選挙」であり、投票もせず、ただ政府が悪い、政治が悪い、官僚が悪いとのたまっても、単なるグチに終わってしまう。
そうした問題を少しでも変えたいと思うならば、今の所、日本をはじめとする大多数の国家においては、こうした選挙において(最大公約数的に)自分の意見に合う議員を選ぶしかない。
意見が近い人がいないというのならば、白票を投じればよい。それも立派な意思表示となる。
かなり脱線したような気がする(笑)が、こうした天下り問題についても、大ナタを振るえる人を選びたいものである。
国民の政治に対する意識のレベルが、現在の様々な政治や官僚制度の病理を生んでいる、と俺は思う。
まぁ天下りなど今に始まった話じゃないが、こういうことやってりゃ、年金問題で国民の理解を得るなんてこと、夢のまた夢。
社労士資格を取り、複雑な年金制度を理解しても(←訂正。理解しようと頑張っていても(笑))、友人から
「政府があんなことしてるのに、なんで俺たちだけマジメに年金納めなきゃいけねぇの?保険料上げることより、こうしたムダを省くことが先でしょ?」
と言われてしまえば、何も言えない。
世代間扶養の説明をしても、
「じゃあ何で俺たちが今まで納めてきた保険料が、あんなハコモノに使われてんの?社会保険庁がしっかり制度の趣旨を理解していれば、そもそもあんなムダなことに俺たちの年金をつぎ込むなんてこと、しないはずでしょ?今まで散々自分らだけいい思いしておいて、年金がアブなくなったら保険料上げるなんて、そりゃないでしょ。」
…もう「ぐうの音」も出ない。
が、しかし。
いくら文句を言ったところで、日本に生きている以上、「日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の者」は法律で保険料を納める義務がある、と規定されている。
そして、原則として、保険料を全く納めなければ、結果として年金は下りない。
これは、厳然たる事実であり、だから一時の憤りでもって保険料を納めることをやめてしまえば、その分だけ年金は計算されず、将来老いて年金をもらう立場になった時、自分の身にふりかかることとなる。
ここは個人の積立年金と同じ理屈であり、「収支相当の原則」が適用される。
もっとも、社会保険であるから、半分は国庫負担(つまり税金)が投入されているし、その他様々な修正が施され、国民皆年金という制度を支えている。
「じゃあ年金いらないから払わないよ!」というのがいいかといえば、そんなことはなく、年金を払わない人が増えれば増えるほど、制度の根幹が崩れ、破綻への道を突き進むことになる。国庫負担が増え、どんどん税金が上がっていくこととなる。保険料も上がる。結局は、保険料を支払わないということが、自分だけでなく、その他大勢の人々に迷惑をかけることになるのだ。
…こんなんで、合ってますかねぇ(笑)
と、いうのが現在の年金の理屈であるのだが、俺はこの制度がいいとか悪いとかをここで論じることはしない。
こうした年金の制度・天下り・その他様々な諸問題に意見があるのなら、せっかく参議院選挙があるのだから、候補者のマニフェストなど読んで、意見が近い人に投票すればよい。
税金や保険料を支払っているのだから、文句を言ってもいいはずだ、と思う人はたくさんいるだろうが、その「文句」を意思表示できる制度が「選挙」であり、投票もせず、ただ政府が悪い、政治が悪い、官僚が悪いとのたまっても、単なるグチに終わってしまう。
そうした問題を少しでも変えたいと思うならば、今の所、日本をはじめとする大多数の国家においては、こうした選挙において(最大公約数的に)自分の意見に合う議員を選ぶしかない。
意見が近い人がいないというのならば、白票を投じればよい。それも立派な意思表示となる。
かなり脱線したような気がする(笑)が、こうした天下り問題についても、大ナタを振るえる人を選びたいものである。
国民の政治に対する意識のレベルが、現在の様々な政治や官僚制度の病理を生んでいる、と俺は思う。
by k-open-copen117
| 2007-07-16 18:20
| 社労士な話