2008年 02月 13日
第三者行為災害~もうお腹一杯です(笑) |
先日の月曜日に、埼玉新人社労士倶楽部の2月例会があり、そこで「第三者行為災害」についての勉強を行った。
主に交通事故の場合について、具体的事例も含めながらの興味深い講義。
千の風さん、講師お疲れ様でした~
その場でも講義内容そっちのけで(笑)話をさせて頂いたことなのだが、実はウチの会社、「第三者行為災害」で少々モメているのだ。
しかし、ホントにマニアックな話題に事欠かない会社だ。
独立しても、絶対に顧問先にしたくない(爆)
概略はこうである。
ウチの機械が誤作動してケガをしたので、PL法に基づいて全額補償しろ!というクレームがあった。そこで機械を引き上げて色々と調べてみたが、ユーザーがケガをした状態を再現しても、誤作動が起こらない。様々検証してみたが、問題がない。
なんせ従業員の方がケガをされているというので、とにかく労災でやって下さい、と伝えたのだが、どういうわけだか労災よりもお宅のPL保険で全額補償できるのだからそれでやれ!の一点張り。
しかし、PL保険でカバーできる範囲は限られていて、全額補償などできない。なおかつ、過失が認められない限り、保険は下りない。
そのうち、ユーザーがケガをした状況説明に「ブレ」が生じはじめ、しまいには、
「これは電磁波による誤作動かもしれないから、公的機関で調べてもらえ!」
と言い始めた。
弁護士に相談した所、このお客は訴訟までいくかもしれないから、ウチと関係のある検査機関ではなく公的機関で検査してもらった方がいいし、そうしておけば安心でしょうとのことだった。
検査代もバカにならないのだが、仕方がなく公的検査機関を探し、お願いすることに。
そうこうしているうちに、病院から督促でもあったのか、結局労災でやることになったのだが、そこで出てきたのが「第三者行為災害届」。
この届の根拠となる法律に、PL法も含まれている。ウチの機械の不具合のせいでケガをした、というわけである。
しかも、「第三者行為災害報告書」を直接送ってきて、書いたら返送してほしい、とのこと。
アリガタイことに、「誓約書」なるものも同封されている。
これを書いて押印し返送したら、こちらの過失を承諾したことになってしまう。
そこで、お馴染み(笑)の労働基準監督署に、どのように対応すればいいのかを聞きに行った。
ちなみに担当は、もちろん「クレーム対応係」の方…ホント御気の毒デス。
まず、最初に応対した若い職員は、こんなのは初めてと「お手上げ」(笑)
そりゃそうだよな。第三者行為災害なんて、交通事故以外そうめったにあるもんじゃない。
ベテランの上司が登場し、色々と対応を教えてくれたそうだ。
まず指摘されたのは、そもそもこの「第三者行為災害報告書」は監督署からウチの会社へ送付されるものだそうで、ユーザーから直接送付されるものではない、ということだった。
書類は簡単にもらえるし、ユーザーが送ろうと思えば送れるのだが、それにしても不自然ですね、とのこと。
それから、過失がはっきりしない状況であることを説明したら、その状況を書面で提出してもらえればいいですよ、と教えてくれた。
ここまでは先週の話で、この時点ではユーザーが本当に「労災」を申請したかどうかはっきりしなかった。
で、どうもこの件について、ユーザーの背後に社労士の影が…
それにしても、なぜ労災申請をシブるのか?
メリット制の関係か?はたまた保険料をきちんと納めていないからか?
それとも保険関係成立届すら出していないのか?
謎が謎を呼ぶミステリーワールドじゃ~(笑)
そして今日、とある労働基準監督署から、正しい(笑)「第三者行為災害報告書」ならびに「誓約書」が送付されてきた。バッチリ期限つきで。
とりあえず労災申請したようで、従業員の方もこれで安心して治療に専念できる。
というか大したケガでは無いようで、通院は終わっているようだけど。
最初から、労災申請しろよ!まったくもう。
俺は例によって、クレーム担当の方に色々と入れ知恵(笑)
それが功を奏したかどうかは別として、おおむね予想通りの流れになった。
補足だが、ウチの所轄では「誓約書」なるものは無いとのこと。
内容としては、過失が確定した時点で速やかにお支払することを誓います、といった具合。
こんな書類で変にローカル色全開にされても、困ってしまう(笑)
もちろん提出は保留。
さてさて、この事件の結末はいかに~(笑)
…大体電磁波で動くような繊細な機械、ウチにあるわけないじゃん(爆)
主に交通事故の場合について、具体的事例も含めながらの興味深い講義。
千の風さん、講師お疲れ様でした~
その場でも講義内容そっちのけで(笑)話をさせて頂いたことなのだが、実はウチの会社、「第三者行為災害」で少々モメているのだ。
しかし、ホントにマニアックな話題に事欠かない会社だ。
独立しても、絶対に顧問先にしたくない(爆)
概略はこうである。
ウチの機械が誤作動してケガをしたので、PL法に基づいて全額補償しろ!というクレームがあった。そこで機械を引き上げて色々と調べてみたが、ユーザーがケガをした状態を再現しても、誤作動が起こらない。様々検証してみたが、問題がない。
なんせ従業員の方がケガをされているというので、とにかく労災でやって下さい、と伝えたのだが、どういうわけだか労災よりもお宅のPL保険で全額補償できるのだからそれでやれ!の一点張り。
しかし、PL保険でカバーできる範囲は限られていて、全額補償などできない。なおかつ、過失が認められない限り、保険は下りない。
そのうち、ユーザーがケガをした状況説明に「ブレ」が生じはじめ、しまいには、
「これは電磁波による誤作動かもしれないから、公的機関で調べてもらえ!」
と言い始めた。
弁護士に相談した所、このお客は訴訟までいくかもしれないから、ウチと関係のある検査機関ではなく公的機関で検査してもらった方がいいし、そうしておけば安心でしょうとのことだった。
検査代もバカにならないのだが、仕方がなく公的検査機関を探し、お願いすることに。
そうこうしているうちに、病院から督促でもあったのか、結局労災でやることになったのだが、そこで出てきたのが「第三者行為災害届」。
この届の根拠となる法律に、PL法も含まれている。ウチの機械の不具合のせいでケガをした、というわけである。
しかも、「第三者行為災害報告書」を直接送ってきて、書いたら返送してほしい、とのこと。
アリガタイことに、「誓約書」なるものも同封されている。
これを書いて押印し返送したら、こちらの過失を承諾したことになってしまう。
そこで、お馴染み(笑)の労働基準監督署に、どのように対応すればいいのかを聞きに行った。
ちなみに担当は、もちろん「クレーム対応係」の方…ホント御気の毒デス。
まず、最初に応対した若い職員は、こんなのは初めてと「お手上げ」(笑)
そりゃそうだよな。第三者行為災害なんて、交通事故以外そうめったにあるもんじゃない。
ベテランの上司が登場し、色々と対応を教えてくれたそうだ。
まず指摘されたのは、そもそもこの「第三者行為災害報告書」は監督署からウチの会社へ送付されるものだそうで、ユーザーから直接送付されるものではない、ということだった。
書類は簡単にもらえるし、ユーザーが送ろうと思えば送れるのだが、それにしても不自然ですね、とのこと。
それから、過失がはっきりしない状況であることを説明したら、その状況を書面で提出してもらえればいいですよ、と教えてくれた。
ここまでは先週の話で、この時点ではユーザーが本当に「労災」を申請したかどうかはっきりしなかった。
で、どうもこの件について、ユーザーの背後に社労士の影が…
それにしても、なぜ労災申請をシブるのか?
メリット制の関係か?はたまた保険料をきちんと納めていないからか?
それとも保険関係成立届すら出していないのか?
謎が謎を呼ぶミステリーワールドじゃ~(笑)
そして今日、とある労働基準監督署から、正しい(笑)「第三者行為災害報告書」ならびに「誓約書」が送付されてきた。バッチリ期限つきで。
とりあえず労災申請したようで、従業員の方もこれで安心して治療に専念できる。
というか大したケガでは無いようで、通院は終わっているようだけど。
最初から、労災申請しろよ!まったくもう。
俺は例によって、クレーム担当の方に色々と入れ知恵(笑)
それが功を奏したかどうかは別として、おおむね予想通りの流れになった。
補足だが、ウチの所轄では「誓約書」なるものは無いとのこと。
内容としては、過失が確定した時点で速やかにお支払することを誓います、といった具合。
こんな書類で変にローカル色全開にされても、困ってしまう(笑)
もちろん提出は保留。
さてさて、この事件の結末はいかに~(笑)
…大体電磁波で動くような繊細な機械、ウチにあるわけないじゃん(爆)
by k-open-copen117
| 2008-02-13 00:07
| 社労士な話