2007年 08月 03日
ちょっといい話 |
今ふと思い出したので。
先日新聞を読んでいたら、こんな話が載っていた。
これから浴衣の季節なんだけど、当然のことながら着物には「右前」「左前」といった合わせというものがある。向かって右側が上になっているのが「右前」、向かって左側が上になっているのが「左前」である。
左前は「死に装束」の時に用いられ、縁起の悪いものとされるが、最近の人たちはさほど気にも留めず、我流で着こなす人も多い。
なぜ右前が一般的になったのかは諸説ある。右利きが多いため、懐から物を取り出しやすいのが右前だったとか、中国から伝来したときに右前だったとか、色々である。
でも、こんな説もあるそうだ。
「和服を自分で着るとき、右の身頃を持った右手をまず左胸に持ってくるが、これで左胸の鼓動が右手に伝わり、生きていると実感できる。その後、親からもらったその生命に感謝し、大切な心臓を守るように自分の左身頃で包み込む。だから、相対して見れば、右前に着上がるというのだ」(SANKEI EXPRESS 7/31 勿忘草より転載)
実に素敵な、いい話だと思った。嘘か本当かはこの際どうでもいいことで、どんなに論理的に優れた間違いのない説が現れたとしても、俺はこの「ちょっといい話」の肩を持つ。
この話は、あるタクシー運転手の話として載っており、この方のおばあさんからよく聞かされた話だそうだ。
ちょっと後付けっぽい話!ではあるが、忘れかけた気持ちを思い起こさせる、ちょっといい話。
先日新聞を読んでいたら、こんな話が載っていた。
これから浴衣の季節なんだけど、当然のことながら着物には「右前」「左前」といった合わせというものがある。向かって右側が上になっているのが「右前」、向かって左側が上になっているのが「左前」である。
左前は「死に装束」の時に用いられ、縁起の悪いものとされるが、最近の人たちはさほど気にも留めず、我流で着こなす人も多い。
なぜ右前が一般的になったのかは諸説ある。右利きが多いため、懐から物を取り出しやすいのが右前だったとか、中国から伝来したときに右前だったとか、色々である。
でも、こんな説もあるそうだ。
「和服を自分で着るとき、右の身頃を持った右手をまず左胸に持ってくるが、これで左胸の鼓動が右手に伝わり、生きていると実感できる。その後、親からもらったその生命に感謝し、大切な心臓を守るように自分の左身頃で包み込む。だから、相対して見れば、右前に着上がるというのだ」(SANKEI EXPRESS 7/31 勿忘草より転載)
実に素敵な、いい話だと思った。嘘か本当かはこの際どうでもいいことで、どんなに論理的に優れた間違いのない説が現れたとしても、俺はこの「ちょっといい話」の肩を持つ。
この話は、あるタクシー運転手の話として載っており、この方のおばあさんからよく聞かされた話だそうだ。
ちょっと後付けっぽい話!ではあるが、忘れかけた気持ちを思い起こさせる、ちょっといい話。
by k-open-copen117
| 2007-08-03 00:21
| どーでもいい話